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学部ゼミについて
東京都立大学で学部生向けのゼミ「西洋史学演習Ⅰ」を前期・後期に開講しています。
西洋中近世史の分野で卒論を執筆する予定の3年生、4年生には必ず出席してもらいますが、それ以外の学生も(西洋史に限らず)2年生から歓迎しています。主な授業内容は西洋中近世史に関する邦語文献・英語文献の講読で、これにより中近世史研究の基礎を徹底的に身につけます。卒論完成に向けた研究報告も行います。また、課外活動も積極的に実施しており、定期的に展覧会を訪問するほか、2022年度には初めてゼミ旅行(@香川県直島)を実施しました。
2022年度
- 4年生5人、3年生9人、2年生8人
- 前期:「ローマ帝国衰亡論」「ゲルマン民族大移動と部族国家」「カール大帝とフランク帝国」「ヴァイキング・ノルマン研究」「中世年成立論」の各テーマについて古典を含む重要邦語文献を読み議論。
- 後期:「封建社会論と中世世界」「叙任権闘争」「12世紀神聖ローマ帝国」「12世紀ルネサンス」「宗教改革と宗派化」の各テーマについて古典を含む重要邦語文献を読み議論。
- 11月10〜12日に香川県直島でゼミ旅行を実施。
2021年度
- 4年生6人、3年生4人、2年生3人
- 講読テキスト(前期):Steven Vanderputten, Medieval Monasticisms. Forms and Experiences of the Monastic Life in the Latin West, Berlin/Boston →1文1文精読しました。
- 講読テキスト(後期):Chris Wickham, Medieval Europe, New Haven, 2016→1回につき1章を取り扱い、担当者が作成するレジュメをもとに議論しました。
- 東京都美術館「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」訪問(2022年3月9日)
2020年度
- 4年生3人、3年生9人、2年生3人
- 講読テキスト:Bruce M. S. Campbell, The Great Transition, Cambridge 2016より第1章、第2章
- 講読テキストの翻訳を刊行しました。東京都立大学西洋中近世史ゼミ訳「(翻訳)ブルース・M・S・キャンベル『大遷移——後期中世世界における気候・疫病・社会』より第1章」『人文学報』(歴史学・考古学)49号、2021年、29–66頁。researchmapよりPDFファイルをダウンロード可。
- 雷音学術出版の『遠隔でつくる人文社会学知―2020年度前期の授業実践報告―』に協力しました。こちらの記事も参照。
2019年度
- 4年生3人、3年生3人、2年生5人
- 講読テキスト:Chris Wickham, Medieval Europe, New Haven 2016.
- 西洋美術館「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」訪問(2019年12月15日)
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