ファジアーノ岡山シーズン終幕にあたりー山陽新聞のあり方について
メディアのあり方について、同僚で教育学部の高岡さんがこう述べていました。
もともと取材を受けており、その記事は昇格が決まれば掲載、そうでなければお蔵入りという条件だったそうです。以前から高岡さんは、湯郷ベルやシーガルズに比べファジアーノにやや距離を置いた論を張っていて、1サポーターの立場としては冷淡に響くときもあるのですが、スポーツと地域の関係論を語らせては超一流。おそらくその記事では、いつものごとく厳しい論調で、しかしこれがプロスポーツ不毛の地岡山に根付く為にどうすればいいのか真剣に考えられたことを率直に語っておられたのでしょう。
プレーオフ敗退の翌日、山陽新聞は昇格の時であっても使えたであろう写真をちりばめ、「ファジアーノ祭り」の様相を呈していました。僕も見開きのページを見ながらぐっときたのですが、しかし全関連記事をよく読んでみると、昇格ならず、しかしいかに選手やサポーターが頑張ったかで一色です。これはおかしい。高岡さんが述べるように、「J2残留が決まった今だからこそ問わなければいけない内容」が一切ないのです。
僕は地域とスポーツの関係については高岡さんが語ってくれるので傍に置いておきましょう。僕もよく分かっていませんし。以前のブログ記事にも書いたように、僕は根本的には勝ち負けのカタルシスを求めて観戦しているので、プロスポーツが興行としていかに面白いことをして、いかにお金を集めてもっと面白い興行をしていくか、という部分に焦点をあてたくなります。そうすると、この紙面はあまり面白くないのです(負けた話題だし・・・)。
「J2残留が決まった今だからこそ問わなければいけない内容」は、僕がパッと思いつくのは岡山とC大阪の運営の違い(そしてそこからくる地域のあり方の違い)、今試合における両チームの戦術分析、両チームの選手で誰がどう優れていて、誰がどう劣っていたのか、などです。これまでのリーグ戦もそうですが、
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