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『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』出版から1年が過ぎて(2)

刊行後2ヶ月経った頃から、本書を使った活動をスタートさせました。2021年は専門の中世修道院研究でプロジェクトを動かしており非常に慌ただしかったのですが(ReMo研、今年が最終年度です)、この『ファクトとフィクション』もまた僕の活動において、とても余技とは呼べないほどに中心的な位置を占めていました。以下、本書に関連するこの間の活動をリストアップしておきます。

2021年度

6月15日 神奈川県立川和高等学校 模擬授業「「暗黒の」ヨーロッパ中世:虚構と現実」
→本書を使って初めて高校生に向けて授業をしました。

6月20日 西洋中世学会第13回大会 ポスターセッション「『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』と歴史教育の実践」
→本書を、大学の授業でどのように活用できるか解説しました。

9月3日/10月6日/11月10日 工芸青花講座
 中世ヨーロッパにまなぶ1/ファクトとフィクション1「中世は「暗黒」か?」
 中世ヨーロッパにまなぶ2/ファクトとフィクション2「科学 vs 宗教?」
 中世ヨーロッパにまなぶ3/ファクトとフィクション3 「修道士の生活」
→青花のご厚意により、趣のある神楽坂の一水寮で会員や一般の皆さんと中世について語らう機会を頂戴しました。大変熱心に話を聞いてくださり、あらためて本書を翻訳してよかったと思いました。

2月7日 朝日カルチャーセンター新宿教室 講座「つくられた中世ヨーロッパ ファクトとフィクション」
→本書第1章の内容に加え、現代政治における中世主義の問題を論じました。

2022年度

4月〜7月 大学での講義
→今年度の前期は、東京都立大学、早稲田大学、法政大学で本書を教科書とした講義を展開しました。すべての章にわたって独自に調査した関連事項をふんだんに盛り込み、予習〜講義〜リアクションペーパーのサイクルを回しました。ようやく学期末を迎え、とうとう90分×15回の教育パッケージが完成しました。リアクションペーパーは毎回精選して紹介し、それぞれにコメントしていきました。学生の皆さんの鋭いアイディア、素朴な疑問が講義を理想的な形に引き上げてくれたと思います。

7月〜 朝日カルチャーセンター新宿教室 連続講座「中世ヨーロッパのファクトとフィクション」
→2月に顔見せのような形で単発の講座を持ちましたが、満を持して月1回、全12回の連続講座になりました。参加者は皆さん一家言ある方々ばかりで、20代の方もおられます。本書をはっきりと上書きするような内容を提示し、対話をしていきたいと考えています。

次の記事では、この1年の総括と今後の活動について記します。

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