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2019年度後期の首都大学東京における開講授業について
いよいよ今日から後期がスタートしました。今学期の授業内容は以下の通りです。詳細は初回に説明します。
①西洋史学特殊講義
中世ヨーロッパの修道制について、特にその基盤形成の時期に焦点を当てて議論します。初期のベネディクト修道制に始まり、シトー会、托鉢修道会に至るまで、その土地土地で根付くことができた背景と、そのために修道士が創出した生活規範についてお話ししたいと思います。特に12世紀に各修道会に導入された総会制度と巡回制度は、史料を用いて掘り下げます。
②学部演習
引き続きクリス・ウィッカムのMedieval Europeを講読します。卒論を書いている学生が3人いるので、彼らの中間報告も織り交ぜつつ。
③大学院ゼミ
ラテン語史料を読む授業ですが、今学期は13世紀の国王証書を読みます。高山博他編『西洋中世学入門」の該当箇所を理解した上で、ラテン語の逐語訳をしていきます。学外の方も、学部生、院生を問わず歓迎しますので、関心のある方は連絡して下さい。
④西洋史概説
西洋史教員3人によるリレー講義。真ん中の時代について数回担当します。
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