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2015WS 授業案内

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もう私立大学では授業も始まり、シルバーウィークも、祝日に授業をやるという方針のためにあまりその恩恵がないなんていう声も聞こえてきます。

国立大学もそろそろ新学期開始ですね。僕も数日前に重い腰を上げて授業準備を始めました。まだまだ一から講義ノートを作り、コンセプトを考え、といった作業をしなければならないので、この時期が一番苦痛を覚え、かつわくわくしているかもしれません。

以下、僕が今学期に開講する授業を列記しておきます。興味を持たれた方はぜひいらして下さい。

 

①火2 西洋史概説2

初回は10月6日。ある程度ヨーロッパ史の知識があった方が良いですが、歴史に関心があるのであればなんとかなるはず。

今回は初期中世を中心に講義します。古代がどのように終わり、ヨーロッパの文化的基礎がいかに構築されたのか考えていきましょう。卒論〜修論で扱っていたので、いつも気にかかっている時代です。今回は講義ノートを作りつつ、自分も勉強させてもらいます。なお、木5の西洋古典学(佐藤先生)で古代ギリシア史を講義していただきますので、それとセットで受講することを強くお勧めします。

 

②火3 3年課題演習

初回は10月6日。西洋史の3年生向けの必修科目。卒論を見すえた研究テーマを見つけ、年明けまでにまとまった分量のレポートを書きます。

 

③火5 4年課題演習

西洋史の4年生向けの必修科目。卒論指導。

 

④水1 教養科目「ヨーロッパ中世史と現代日本」

初回は10月7日。教科書には指定しませんでしたが、シーリア・シャゼル編著『現代を読み解くための西洋中世史』(明石書店、2014年)を活用してヨーロッパ中世の社会について知見を得つつ、それを参照軸にして現代日本の問題を一緒に考えようという内容。間口が広いんだか狭いんだかよく分かりません。どの学部の人も受講できますし、むしろ色々な学部の人に受講してほしいのですが、講義にも関わらず全学が推進しているアクティブ・ラーニングを極度に追求するという実験的な授業にしようと思っています。積極的・自主的に準備、発言、発表しないと単位は取れないので、あれなんか違うなーと思ったら受講しない方がいいです。

・・・それにしてもこの『現代を読み解くための西洋中世史』はすごい本ですね。色々な意味で。

 

⑤木4 西洋史演習

初回は10月8日。ドイツ語論文の講読を進めながら、3回ほど西洋中世史に関する日本語文献をもとにディスカッションをするという2本立ての演習です。前期は受講者数が多かったので、自主的に発言する人が限られ議論は活性化しなかったという印象があります。今学期はどうなるでしょうね。

 

⑥木5 大学院ゼミ

初回は10月8日(のはず)。修士課程の学生が修論に専念しているはずなので、受講者数もかなり限られてくると思います。どういう形式、内容がいいか、参加者と相談して決めます。

 

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