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夏休みにこんなことやりました。
ご無沙汰しております。
7月の国際中世学会からあっという間に2ヶ月経ってしまいました。もう新学期目前なので、忘れないように夏休みにやったことを箇条書きで総括しておきます。
研究面
- 現在いただいている科研費の成果第1弾として論文を投稿→採用。タイトルは「盛期中世におけるシトー会修道院の小教区=農村共同体形成への関与に関する研究」です。最後の「に関する研究」はくどい気がしてきたので、初校の段階で変更できるようならします。この論文を元に、さらに論争における自分の立ち位置説明や史料を追加して10月(東京)、12月(イタリア)の口頭発表に臨みます。
- 杉崎泰一郎先生の『修道院の歴史』の書評を寄稿。本書はぜひ多くの方に手に取ってほしいものです。下にリンクを貼っておきます。
- そして最後に科研費に申請。趣旨がなかなか理解できず四苦八苦。
教育面
- 岡山大学のFD関係の祭典「桃太郎フォーラム」のシンポジウム「新しいプラットフォームによる教育の可能性」で講演(文学部のカリキュラム改革を説明)。タイトルは「文学部の取り組み:60分授業・4学期(クォーター)制による
授業効果最大化への試みー初年次教育を中心に」です。ここ数年で文学部が新たに構築した教育コンセプト、具体的なカリキュラムを体系的に理解するのがとても難しかったのですが、上の先生方と連絡をとりつつまとめました。さすがに緊張しました。専門の方で学会発表する方がリラックスできますね。 - ドイツのとある大学との交換留学の話を進めました。ほぼ内容が固まったので、各所にご理解をいただきつつこれから本格的な手続きに入ります。ドイツ(語、史、文学、哲学 etc.)が好きな学生が増えてくれるといいなー。
その他
- 様々な事情から「安全保障関連法案に反対する岡山大学有志の会」に関わりました。今日まさに法案が通ろうとしているのですが、通ったらこの会の名前どうするの?(笑)学生時代からノンポリを貫いて、何か気に入らないことがあっても基本的にTwitterやFacebookでぼやいているだけだったのですが、今回についてはちょっとだけその殻を破ってみようかなと思い、やれる範囲で協力させてもらいました。法案が通っても、むしろこれから面白くかつ生産的かつ大学らしいイベントを展開していこうと話しているので’、関心のある方は気軽に大貫まで連絡下さい。
2015年度後期の課題
- 夏は端的に言ってアウトプットしかしていませんでした。今日からは、後期の授業の準備をしつつ、インプットもしっかりやっていかないといけません。中世の修道院について、随時文献を調べて気になるものは手元にあるのですが、読むのが全然追いつきません。この「積ん読」状態を克服するのが後期の課題かと思います。
- あと、いよいよ博論出版のタイムリミットが近づいてきました。これをやっつけます。
- そしてもう一つの課題も着実に進めていかねばなりません。難儀ではあるのですが、責任持ってしっかりと。
修道院の歴史: 聖アントニオスからイエズス会まで (創元世界史ライブラリー)
- 作者: 杉崎泰一郎
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2015/05/21
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