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研究会発表終了
早稲田大学の甚野先生の科研研究会で発表をしてきました。もう一方の発表者は駒場の長谷川先生。
夏前に第1稿が書き上がり,章立ても明確になったので,とにもかくにも博士論文の内容をご紹介しようというコンセプトで報告させていただきました。基本的にご理解いただき,関心を持っていただけたかなと。第一線で研究されている先生方から質問,アドヴァイスいただけて幸いでした。修道院研究を中心的にやっている先生はおられなかったのですが(日本では最近減ってしまいましたね),時間が余って困るという事態は回避されました。
しかも,今回紹介した史料(小教区教会の救貧に関するもの)が次の長谷川先生のお話ともリンクし,個人的に感動(!)を覚えました。中世,および近世の村落共同体が被差別民をどう取り扱ったのかを考えさせる事例が並び,かすかに視野が広がった気がしました。
ドイツから帰国して1年,この間口頭発表は4回できました。満足のいく数になり,自分の研究が少しは日本でも共有できたかなと。ドイツでドイツ語で書いていると,常にこの点がジレンマとして悩みの種になります。博論を提出するまでに,1〜2本日本語で投稿論文が書けたら,というのが今後の課題です。がんばります。
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