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2011年10月26日

Blog, 文献紹介, 研究

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今日は終日

Winfried Reichert, HOMINUM DURA CERVIX: Agrarische Konflikte und Konfliktlösungen an der Mosel und in der Eifel während des hohen Mittelalters, in: RhVjbll 75 (2011), S. 70-107.

を読んでいます。もたもたしているうちに新しい地域史の文献が出てしまうのです(涙)。著者はトリーア大学でルクセンブルク伯の領邦形成に関する論文で学位を取得して,現在同大学のapl. Prof.(außerplanmäßigは何と訳したものか。客員教授?)。12〜13世紀の農民反乱は比較的研究が手薄ですが,都市が勃興し社会的流動性が高まっている時代ですので,当然農民反乱は頻発しました。

個人的には,フォークタイが残存する旧来のベネディクト修道院とそれから離脱したシトー会修道院とで農民反乱への対処の仕方に違いはあるのか,という疑問を長らく持っているのですが,これに論文が答えてくれるかどうか。

それにしても最近じっくり本・論文を読む時間が無かったので,理解に時間がかかります。

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