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西洋中世学会第3回大会
来る6月25、26日に西洋中世学会の第3回大会が京都大学で開催されます。
①小林繁子(東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)
「三聖界選帝侯領における魔女迫害の構造比較‐委員会・請願・コミサール」 司会 田中俊之 (金沢大学)
②杉山博昭 (京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程)
「 隠された実母 ― 『モーセとエジプト王ファラオの聖史劇』における笑いと予表 ―」司会 黒岩 章(東北大学)
③河田 淳 (京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程/日本学術振興会)
「 15 世紀末の北イタリアにおける聖ロクス図像の形成について」司会 大黒俊二 (大阪市立大学)
④籾山陽子 (愛知県立芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程)
「中世・ルネサンス期の英語テクストによるイギリス声楽作品のディクション(発音法)」司会 那須輝彦 (青山学院大学)
⑤保井亮人 (同志社大学大学院文学研究科)
「トマス・アクィナス『ロマ書註解』における信仰(fides)の問題」司会 水田英実(広島大学名誉教授)
25日14時からの研究発表はこういうラインナップ。去年までに比べ厳選されていおり、水準も高いと伺っています。個人的には、現在トリーア大学に留学中の小林さんの発表内容に関心があります。マインツ、ケルン、トリーアの三大聖界選帝侯領の比較研究は、切り口如何で常に興味深い成果が期待できます。
その他にも演劇、図像、音楽、宗教(哲学)とバランスよく学会の主旨を反映した報告が続くので、興味深く拝聴させていただきます。
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