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G. Constable講演会

アメリカの中世史家ジャイルズ・コンスタブルGiles Constableが、10月21日にトリーア大学第1講堂にて講演を行った。トリーア大学は20日から冬学期が始まっており、これはS.シュミット教授のKolloquiumに関連したもの。コンスタブルについてはNordica mediaevalisの記事が詳しい。

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紹介を受けるコンスタブル教授
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紹介するシュミット教授

テーマは”Women’s Religious Life in the Twelfth Century”。「12世紀における」とあるが、時代は11世紀後半から13世紀を扱い、具体的な事例を豊富に紹介しつつ女性の宗教生活を概観した。現在修道女、及び女子修道院に関する研究が活況を呈しているが、研究されていない女子修道院が山のように残されていることを考えると、この傾向はまだ当分続くように思う。

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今年で79歳になるが実に快活に話す

僕は専ら男子修道院を扱っているので、女性の修道生活に関する知識は微々たるものである。しかし、博論等ある程度まとまった研究では、男子修道院をメインに扱っていても女子修道院には言及せざるを得ない、というのが現況である。近い将来体系的に文献を集めて読むことは覚悟している。

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