1. HOME
  2. Blog
  3. 新プロジェクト採択
Blog

新プロジェクト採択

Blog

19

気がついたらもう3月。ようやく重い業務が終わり、週末ゆっくり休んだので、明日からいよいよ本腰を入れて研究に取り組めそうです。2月末といえば、科研費の主要種目の採択・非採択が通知されるので研究者はどこか落ち着かない気持ちになり、特にX上では「祭り」の様子がつぶさに観察されますが、僕は昨年10月にXをアカウントごと削除して見ることも一切しなくなり、あとは研究面で開店休業中だったこともあって、この時期にシステム上で結果が通知されることをすっかり失念していました。FBで西洋中世史研究を牽引する先輩が採択されたと報告しているのを見て、あらら今日だったかと軽く驚き、少々緊張しながらシステムを開いたら、「採択」の2文字が現れました。久々のお目見え。嬉しいことに、以下の研究プロジェクトに4年間従事できることになりました。

基盤B「歴史叙述と記憶文化:中近世キリスト教修道会の比較研究」

2020-2023年度に取り組んだ学術変革領域研究(B)(ReMo研)のテーマを一部切り取って継承・発展させたもので、根底にあるのは1年前に編んだ以下の論集です。ここで扱った中近世の歴史叙述の諸特徴を、記憶文化(memory culture)と結びつけて考察していきます。新年度がとてもたのしみでなりません。

大貫俊夫、赤江雄一、武田和久 、苅米一志編『修道制と中世書物:メディアの比較宗教史に向けて』八坂書房、2024年

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。