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文学部公開講座のご案内
去年文学部プロジェクト研究というのをやっていまして、そこでのテーマが「貧困」と「死」でした。単年度の予算なので最後に孤児院をテーマにした小さなシンポジウムを実現して終わったのですが、そのメンバーが中心となって今年は文学部の公開講座を取り仕切ることになりました。文学部のHPにも告知が出ているのですが、このブログでも紹介しておきます。
テーマ:〈貧困社会〉への多様なアプローチ
スケジュール:
9月27日「〈貧困社会〉救済事業としての文殊菩薩像造立」 佐々木守俊(宗教美術史)
10月4日「アメリカ現代小説に描かれた貧困と希望」 中谷ひとみ(文学)
10月11日「中世ヨーロッパ社会の〈貧困社会〉とキリスト教修道制」 大貫俊夫(歴史学)
10月25日「在日外国人の生活からみる現代日本の〈貧困社会〉」 高谷幸(社会学)
11月1日「「貧者を愛する者」:後期ローマ帝国での〈貧困社会〉への関わり」 出村和彦(倫理思想史)
詳しくはこちらのチラシをご覧下さい。申し込み方法などが書かれています。
2時間半時間が取ってあるので、僕としてはキリスト教修道制の基礎を説明した後、クリュニーからシトー会にかけて修道制がどれくらい救貧事業に携わっていたのか論じ、それと平行して勃興してきた都市における貧困問題に踏み込めたらいいなと思っています。多くの受講生が集まりますように。
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