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西洋史演習で2回目のディスカッション

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昨日の演習で、「中世の社会身分」というテーマで発表+ディスカッションを行いました。今回の課題論文は

  • 桑野聡「貴族身分と封建制」 堀越宏一・甚野尚志編『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』ミネルヴァ書房、2013年、105-122頁。
  • 江川温「貴族・家人・騎士」 江川温他編著『西欧中世史〔中〕』ミネルヴァ書房、1995年、103-127頁。

の2本で、まず前者を小分けにして4人にまとめてもらい、それをもとにフリーディスカッションをしてもらいました。前回の国制・政治に比べ、貴族身分の成立、騎士、宮廷文化などを包含する今回の方が話しやすかったようで、実に多くの意見が出て刺激的な90分となりました。学部2年生を主体とする授業なので、中世史に関する豊富な知識を学生に求めることはできません。しかし、全時代を通じて自分がこれまで知り得た歴史知識や現在日本の状況を引き合いに、途切れることなく議論が続いたことは見事でした。特に3年生が、就活で(精神的に)忙しくなっているにも関わらず発表の準備をしっかりやり、様々な質問にぱっと手を上げ答えていたのが印象的でした。

まだ僕がメインで話す場面がありますので、これを少しずつ減らしていくのが今後の課題でしょうか。

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