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東京国立博物館 法然と親鸞
1週間ほど前にフランス史の先生からお誘いがあり,ゼミ生と共に東京国立博物館の「法然と親鸞」展に行ってきました。
今回は法然上人800回忌,親鸞聖人750回忌ということで,二人にまつわる書,絵,仏像等が結集。これほど大規模な者は当分(50年?)ないと思うので,ご関心がある向きはぜひ行かれることをお勧めします。
この二人が浄土宗・浄土真宗を開いたのはちょうどシトー会や托鉢修道会が勃興した時期と重なり,ユーラシア大陸の東西端でパラレルな歴史的展開を見せていたとは一体どういうことなのか。この東西の宗教運動を比較する視座から論文集のようなものが出ても良さそうですね。
法然と親鸞は師と弟子の関係ですが,どうやら性格は相当異なったようで,直筆を見ると法然のおおらかな筆跡に比べ,親鸞はやや神経質な印象を。二人の眉毛もその違いを物語っているようでおかしかったです。
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