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文学部プロジェクト研究第2回研究会
参加させていただいている2013年度文学部プロジェクト研究「貧困・死に相対する宗教者・思想家と社会的コンテクスト」の第2回研究会を昨日25日に行いました。文学部の先生、院生、学部生が聞きに来て下さり、第1回以上の出席者数となりました。なんとも嬉しい限りです。
プロジェクトは4人の教員で行っているのですが、今回は僕と日本美術史の先生が報告しました(チラシはこちらから)。僕がキリスト教の修道院、佐々木先生が仏教美術を題材に中世の救貧について論じました。大変興味深かったのは、互いの議論がことあるごとに関連し合い、両宗教の間の共通点が次々と明らかになったということです。決して事前に打ち合わせをしていたわけではないのですが、関心の方向性が見事に符合していました。ちなみに前回も、二人の報告者の「老い」に関する方向性が一致していました。「とりあえずやってみよう」という感じで初めたプロジェクトでしたが、単なる「報告の場」ではなく、曲がりなりにも一定の内実を伴い始めたと実感したところです。
このプロジェクトでは、3月にゲストをお呼びしてシンポジウムを開催したいと考えています。またこのブログでも告知させていただきます。
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