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久木田直江『医療と身体の図像学』
4月にたまたまお会いしたご縁で、久木田先生より新著『医療と身体の図像学ー宗教とジェンダーで読み解く西洋中世医学の文化史』(知泉書館、2014年)をいただきました。改めて御礼申し上げます。
まだ冒頭を読み始めたところですが、中世の医学、医療の実践現場、女性の身体など大変興味深いテーマが凝縮されています。目次を挙げておきます。
はじめに
第1章 魂の治療
第2章 世俗の医学
第3章 医療に従事した人々
第4章 女性の身体
第5章 中世の病院(施療院)
結び
10月に文学部公開講座で「貧困」 と修道制をテーマにした講義をします。その準備として、中世における「貧困」の概念とそれに対する人々の関わりについて文献を少しずつ読んでいるところで、本書はそれにぴったりです。精読させていただこうと思います。
医療と身体の図像学―宗教とジェンダーで読み解く西洋中世医学の文化史 (静岡大学人文社会科学部研究叢書)
- 作者: 久木田直江
- 出版社/メーカー: 知泉書館
- 発売日: 2014/03
- メディア: 単行本
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